昨夜のプレミアリーグ

マンチェスターユナイテッド中心に解説していきます

【プレミアリーグ】シェフィールドユナイテッドVSマンチェスターユナイテッド【第9節】

試合結果

シェフィールドユナイテッド 1-2 マンチェスターユナイテッド

マクトミネイ 28分 (マンチェスターユナイテッド

マクバーニー 34分 (シェフィールドユナイテッド)

ダロト 77分 (マンチェスターユナイテッド

試合内容

前半の内容としては、シェフィールドが主導権を握りボールを支配する展開。

ユナイテッドはボールを繋ぎ支配しようとしていたが、うまくボールがつながらず、敵陣までボールを運べたシーンはほとんどなかった。

ビルドアップの形として最終ラインにマグワイアとリンデロフ、センターバックエヴァンスがポジションを上げ、中に入る形。対してシェフィールドは4-3-3のような形で中央を固め、センターバックから縦パスを入れさせないようにしていた。

ユナイテッドは空いたライン際に開いてもらうが、嵌められてボールロスト。そんなシーンが多かった。失点シーンもそのような形でロストしたところから始まる。

ただ得点シーンはダロトアントニーの連携から抜け出しで敵陣までボールを運び、最後はブルーノからマクトミネイがゴール。

後半に関してはユナイテッドがボールを支配する展開。前半からの変更点としてはシェフィールドが少し深く構えたこととエヴァンスが落ちてリンデロフが中央に入る形になったこと。

リンデロフはエヴァンスと違い、サイドの選手にボールが入った時のフォローや裏に抜ける動きでスペースを作り、全体としても前線にパスが入るようになり、ボールが回り始めた。

得点シーンは左サイドでガルナチョとリンデロフが相手をひきつけ、中央の空いたスペースに入ってきたダロトがミドルシュートでゴール。

何とか勝ち切ることができた試合だった。

試合感想

正直試合中に修正して勝ち切ることに関しては良かったが、チームとしての課題が何一つ改善されてない試合だった。

「攻撃の形がない、守備の形がない、よくわからない」といった状況は変わらず、球際一つ一つでもまだまだやれると思う。

ただ、けが人が多く現在の最終ラインでは繋いで運ぶというよりも蹴りだすことしかできないだろう。(個人の選手が悪いのではなくあくまで繋げる持ち運べるといった特徴がないだけ)

エリクセンがビルドアップに参加するだけでリズムが良くなるのでスタメンで使ってほしい。

収穫としてはやっぱりマグワイア競り合い強すぎる。シェフィールドはロングボールを多用していたこともあったが、全部勝ってるのではないか。さらに常にラッシュフォードを見ていて、ロングフィードの質も非常に高くてびっくりした。

この試合ではマグワイアらしいプレー(笑)がなかったし、ユナイテッド来て一番いいプレーだったかと思った。

チーム状況は良くないが、今回の試合を見ているとケガ人が戻ってくるまでは辛抱だなと感じた。

 

気になった選手

リンデロフ

結構器用なことをやれることにびっくりした。裏に抜けてスペースを作ることや中盤で受けてもあわてずにボールをはたくこととか。なんやかんや重宝されている理由が分かったような気がした。

ダロト

ナイスミドルシュート。キックの精度はやっぱりいい。ダロトにできてワンビサカにできないことを表現してくれた。ただ、ワンビサカにできてダロトにできないことも同じように出ていたので、やっぱりファーストチョイスはワンビサカ派。

マグワイア

漢。兄貴。競り合い強すぎる。パワーはプレミアのトップクラスに入ることを再認識した。今回のように蹴ってくる相手だとマグワイアはオプションの一つとして使えるだろう。冷静でよく頑張っててうれしかった。

オナナ

この試合はシュートストップもしてオナナに救われたシーンもいくつかあった。

持ち味の繋ぎやキックは控えめになっていた。最近結構叩かれてるけど、繋げない人と鳥かごしてパスが回らないのと同じように、オナナだけが悪いわけではない。

まだまだシーズンは長いので積極的にひたむきにプレーしてほしい。

まとめ

チームとしては課題が何一つ解決しておらず、どうしようもなかった。

ただ、収穫としてまずは勝ち点3。それに加えてコンディションを戻している選手たちを見れたことは非常に大きかった。これからケガ人が戻ってくる中でどのようにチームを作り上げるか監督の腕の見せどころ。

来週はマンチェスターダービーなので、きっかけを作るには最高の相手。

ぼこぼこにされないことを祈りながら一週間を過ごしましょう。

それではまた。